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エヴォリューション

映画

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(引用:エヴォリューション公式HP)

ヒトデは脱皮すると弱くなる

 

 

静かな海。息を殺す静けさに心を掴まれる波打つ海でゆっくりと泳ぐ少年。

深海から聞こえるうなり声は、怪獣のように恐ろしい。

静かなさざ波とは違い、背後から突然現れる殺人者の死の恐怖を感じる。

 

海の底に死体を見つけた少年(ニコラ)は、母親に伝える。

腹にヒトデを乗せた死体を友人にも教える。

 

純粋な言葉に狂気の体験。友人が持ってきたエビの抜け殻をほじくる姿は、人間をいたぶる悪魔の所業。

 

しかし、母が海で死体を見つけられなかったと告げられる。

友人に嘘つきと言われ、殴る。

 

この島はおかしい。

実際に死体はあった。

女だらけの大人たちは、夜の海で死体を抱える。

 

次の日、子ども達を集める。

なぜか、腹の手術。看護師は、無表情で帝王切開の映像を見ている。

 

手術台の照明がヒトデに見える。

 

 

母親ではないと気づいたニコラは、女と二人海へ。

女は、ニコラに接吻しながら暗い深海に潜る。

死にかけたニコラを涙目で蘇生する女。

 

女とニコラは一隻の船に乗り、島を後にする。

女は島を眺め、海に飛び込む。

 

一隻の船がたどり着いた先は、ピカピカと眩しい光を放つ工業地帯。

 

 

 

隠喩が多く散りばめられていたが、なんとなく現実とリンクしているんだなーって場面が多かった。

この映画は恐ろしく静かなんだけど、怖い。

少し悪童日記に似ている。静寂の恐怖っていうのかな。

 

女と子供しかいない海の街だが、どこかの隔離孤島?

人間もヒトデ同様に一回の脱皮しかなく、弱い存在なんだと伝えたかったのかな。

アート映画だと納得しよう。

 

 

 

 

監督 ルシール・アザリオビック

上映日 2015年

製作国 フランス

上映時間 81:00

配給 アップリンク